医療用かつら
医療サービスを受ける方が着用するウィッグ。
医療用かつら(ウィッグ)とは、円形脱毛症や抗がん剤治療、事故や火傷等で
抜けてしまった髪を被うのが目的で使用されるかつらの総称です。
治療などが目的で医療サービスを受ける方が着用するかつらなので、
一般的には「医療用かつら」と呼ばれています。
抗がん剤はがん細胞にダメージを与えると同時に髪の毛根など、正常な細胞
にもダメージを与えてしまいます。
そのため髪の毛の脱毛が急激に進行してしまうのです。
特に女性にとっては、髪の毛が抜け落ちてしまうというのは精神的ショック
を伴うことになりますので、抗がん剤の副作用で脱毛が起こっている期間に
ロングのウィッグを利用して、髪が元の状態に戻るまでヘアスタイルを維持される
ケースが多くあります。
医療用かつら(ウィッグ)を着用するだけで、自分の気持ちを明るくする
効果はかなりあります。
病気だけでも気持ちが落ち込んでしまうのに、さらに脱毛というと女性に
とってはかなりの精神的ダメージです。
そう言う時に医療用かつら(ウィッグ)を利用することで、治療前と同じ姿で
いられるので気持ちが明るくなれます。
ある程度は帽子をかぶる事で紛らわせることもできますが、室内など
出掛ける場所によっては帽子が不自然な状況が出てきます。
周りにいる人が病気や治療での脱毛のことを知っているわけではないので、
常に帽子を被っているわけにもいかないでしょう。
そのような場合、やはり医療用かつら(ウィッグ)を利用したほうが
自分の行動の幅も増えてよい結果になるかもしれません。